環境負荷の低減を図る為、さまざまな各種対策を実施しております。
コンバインドサイクル発電はガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた二重の発電方式です。圧縮空気の中で燃料を燃やして発生した高温の燃料ガスでガスタービンを回して発電を行います。さらにガスタービンを回し終えた排ガスを排熱回収ボイラーに導き蒸気を発生させ、蒸気タービンによる発電を行います。通常の火力発電に比べ、同じ量の燃料で、より多くの電力をつくることができる為、熱効率の向上及び温室効果ガスの低減に寄与しております。君津共同火力株式会社はこのコンバインドサイクル2基、出力452,900kwを備えております。
発電所敷地内の樹木を適正に管理し、緑豊かな環境作りに取り組んでいます。
事務所で使用する電気、水道、紙、ガソリン使用量を管理し、削減することで省資源の活動を実施しております。又、構内では照明器具のLED化、業務車のハイブリッド車の使用等により省エネルギーを推進しております。
運炭用ベルトコンベアは散水設備及び防じんカバーにて粉じんの飛散を防止しております。
発電所で利用される通風機や圧縮機等は防音カバーや低騒音機器を採用しております。
又、ボイラーの安全弁にはサイレンサーが取り付けられております。
PRTR法(化管法)に基づき、対象化学物質の取扱量、排出量、移動量を把握し、自治体へ報告しております。又、SDS(安全データシート)制度により有害性、取り扱い方法等の必要な情報を入手し、作業前の安全教育等で使用することで作業者の安全を確保しております。
旧型の変圧器、変成器等は微量PCB汚染物として適正に管理し、PCB特措法に基づき処理期限内に順次産業廃棄物処理を行っております。
石炭灰、汚泥等の産業廃棄物の輸送事業者に対しエコドライブ等の教育、又、石炭灰のトラックでの陸送を極力減らし船舶での輸送効率を上げる、いわゆるモーダルシフトを推進することで輸送に係るエネルギーの削減に努めています。
環境管理の体制や運営の仕組みを定めた「環境管理システム」を社内で構築し、PDCAサイクルを継続的に回すことで、環境意識の啓発及び環境負荷の低減に努めております。