大気環境を守るため発電所の煙突から排出されるばい煙を処理する設備です。
排ガス中にアンモニアを注入することで触媒の作用により窒素酸化物を還元し、無害な窒素(N2)と水蒸気(H2O)に分解し大気へ放出しております。
乾式電気式集塵装置により排ガス中のばいじんを電気的に除去しております。又、ばいじん中に極めて微量に含有される粒子状水銀も同時に除去することができます。
排ガスと水酸化マグネシウム水溶液を直接接触させ、排煙中の硫黄酸化物を吸収・除去します。接触された排水は酸化塔の酸化反応で硫酸マグネシウムとなり脱硫排水処理装置に送られます。
ばい煙排出規制値等(煙突又は煙突入口)
項目 | 単位 | 3号機 | 4号機 | 5号機 | 6号機 | |
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硫黄酸化物 | 総量 | m³N/h | 147.1 | |||
窒素酸化物 | 濃度 | ppm | 20 | 20 | 6 | 6 |
総量 | m³N/h | 99 | ||||
ばいじん | 濃度 | mg/m³N | 10 | 10 | 2.5 | 2.5 |
総量 | kg/h | 47.4 |
窒素酸化物及び硫黄酸化物は排ガス分析装置にて自動測定を行い、常時監視されております。又、そのデータは専用電話回線にて常時、自治体に送信されています。同報受令装置にて光化学スモッグ注意報が発令された場合、速やかにNOx量の抑制措置を実施しております。
ばい煙処理フロー(3・4号機)
図内の青いボタンかイラストにカーソルを合わせると、設備の説明が表示されます
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