| 昭和32年2月に法人化し(株)東工研究所としてスタートした、現在の東工・バレックス(株)。横山巌社長は34年に入社し、49年から経営陣に、そして63年から社長として陣頭指揮をとり、今日まで同社をバルブ業界屈指の技術会社に育て上げてきた。入社当時、従業員は4人。父と叔父が二人で経営していた同社に「大手精密機械メーカーの設計部門に配属されたばかりで転職など考えもしなかったが、大手では大きな歯車の一片にしかなれない。小さくとも自分の技術を磨くことで、技術屋として世間で通用できるかも」と決心して飛び込んだ、いわば1.5代目である。
以来、同業他社のやらない特殊用途の自動バルブを客先の要望する仕様に合わせて設計し、材料から完成まで1台1台、まさに多品種一品の技術製品を、品質第一の理念のもと作り続けている。
それらは今や15万台を数え、同社は昨年2月に創立50周年を迎えるまでに発展した。自動バルブ(コントロールバルブ)とは、あらゆる産業プラントで使われるガスや液体の流量を自動的に制御するもの。同社の製品は、身近なところでは全国の浄水場の上水道に使われる滅菌装置の自動バルブでトップシェアをもつ。
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