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住友重機械工業株式会社 田無製造所

 

 当製造所は、昭和13年に中島飛行機(株)荻窪製作所田無鋳鍛工場として発足し、戦前は航空機のエンジン部品の製造や完成したエンジンのテストを行っていました。太平洋戦争では、中島飛行機(株)武蔵製作所が航空機エンジンの27%を生産していたことから、米軍の爆撃対象となり、計9回の空襲を受けましたが、当社の建物は樹木が生い茂っていたため、爆弾の直撃を免れたと聞いております。したがって、当社では、戦後も緑の大切さを肝に銘じ、5000本を越える樹木の保存につとめてきました。その一部を「発想の森」と名付けて市民に一般開放しております。  
工場は戦後民需産業へ移行し、会社名が何度か変わりながら、舶用エンジン軸受やブルドーザー、鋳鍛造品、防衛装備品等の製造を行ってきました。昭和57年10月から現社名になり、一時は7事業部門1900人が働いていましたが、バブル崩壊後の事業見直しで、減速機や鍛造部門の移転と土地売却により、三分の一の敷地となりました。

 主な製品は、極低温冷凍機と防衛装備品、各種プラントで、-269℃〜-253℃に到達する冷凍機は、医療機械のMRIや半導体製造装置に搭載されており、世界中のMRIの90%以上に当社の冷凍機が使われております。また、クライオポンプのSICERA(シセラ)は、冷凍機と圧縮機をインバーターで同時制御することにより、従来品の40%〜60%の電力で運転出来る業界トップの省エネを実現しています。
クライオポンプ「シセラ」
 プラントでは、集塵・蒸発・晶析・蒸留・抽出・紙パルプ関連等の設計・製作・工事・アフターサービスを行なっており、エバポレーター(蒸発機器)では、蒸発技術を応用し、蒸気再圧縮方式や多重効用方式を採用して、従来の強制循環方式に比べて大幅な省電力を実現しています。また、当社の超電導マグネットを応用した磁気分離装置は、SS及びCODの分離技術として注目を集めており、 蒸気等が不要で省エネになるほか、活性汚泥処理設備と比較して五分の一以下の設置面積になります。

発想の森と「エコ丸くん」看板
 当社では、温暖化対策にも本格的に取り組み、「エコ丸くん」の看板を作成して社内外にアピールしています。また、2007年度の電気使用量を、2004年度比で10%削減する目標に対し、今年度は△20%をクリアーしています。これは、恒温室の冷房とヒーターを交互に使用する方式を冷房のみの断続運転にしたり、製品である冷凍機の馴染み運転時間を大幅に短縮するなどの改善や本館の空調機を氷蓄熱式に更新した
り、照明を全て省エネタイプの蛍光灯に交換し、人感センサーやひもスイッチを付けてこまめに消灯する等の活動が効果を上げています。
また、食堂の食器洗浄用の給湯を「エコキュート」に更新して、現在のヒーター使用時に比べ電気使用量を三分の一にする計画も進めています。
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