情報を記し伝え残す。まさに文化の“インフラ”といっても過言ではない「紙」。その製造工程のなかで最も重要な鍵を握る製紙用網の日本におけるパイオニア、それが日本フイルコン株式会社だ。大正5年の創業以来、優れた品質と弛まない研究開発でつねに業界を牽引し続け、今も国内有数の製紙メーカーを取引先に、シェア約60%を誇るリーディングカンパニーである。その高い実績を裏づける理由は、厳重な品質管理のもとに高精度、かつ驚異的な耐久性をもつ製品を産みだす技術力。そして顧客の多様なニーズにも的確に応える開発力といった、他の追随を許さない総合力にある。
その製紙用網で培ったノウハウをもとに、プール用濾過装置やパン製造のコンベヤなどをはじめとした、様々な「工業用特殊網」分野の基礎を築いてきた日本フイルコン株式会社。同社の活躍するフィールドは、鉄鋼・化学・繊維・食品・建設・環境保全からエレクトロニクス分野にいたるまで、産業のいたる所に文字通り“網の目”のように拡がっている。
なかでも現在主柱となっているのが、写真製版技術を応用した「フォトファブリケーション」で製造するミクロ製品群だ。精密写真技術の極致である半導体フォトマスクをはじめ、フォトエッチングによる金属精密部品、そして今後の主力製品であるプラズマディスプレイの電磁波を除去する「シールドメッシュ」。ナノメータ(10−9m)という極めて高い精度が求められるこれら製品も、同社の誇る世界トップレベルの技術・開発力、そして極限まで高めた製造環境と品質管理体制があるからこそ結実したといえるだろう。
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