小規模木質バイオマス発電

日本の森林を次の世代に残したい。
東京発電では、そんな想いをお持ちの林業家の皆さまと一緒に新たなバイオマス発電を推進しています。

水力発電事業で90年の歴史を持つ東京発電は、10年以上の長きにわたり、お客様と共同した「マイクロ水力発電事業」を展開しながら、燃料電池やGTCC火力発電所の運転・保守業務も請け負ってきました。その信頼とノウハウを活かす新たな再生可能エネルギー発電事業として、国内森林の未利用材を地域で産出できる量(規模)に限定して活用するといった“新発想”の木質バイオマス発電を推し進めています。

例えば年間5千トン程度のC材やD材を継続的に供給していただければ、出力にして500kW弱の発電所を運営することができます。運営で上がった利益を材の買取価格に反映させることを目指します。こうしたことで、地域との共存共栄を果たす、それが私達の理念であり、目標です。

専門家同士が手を組む共同事業

木質バイオマス発電では、発電事業の建設・運営ノウハウとは別に、燃料となる木材の安定調達が重要になります。実際にこれまでのバイオマス発電所の多くでは、燃料となる木材を海外から輸入して事業の安定化を図っていました。

水力発電を主事業とする東京発電では、森林組合や造林業・自治体のような林業の専門家の皆さまと手を組むことで、小規模ながらも安定した再生可能エネルギーを生み出す発電事業を考えました。燃料となる木材に関しては森林に詳しい方々にお任せし、東京発電は電気をつくることに専念する。お互いがお互いを尊重し、責任を持って共同で事業を展開することで、新しい木質バイオマス発電事業を可能にします。

地域に根差したエネルギー

明治の時代から続く水力発電は“地域に根差す”ことが当たり前のことです。同じ自然エネルギーを利用する他の再生可能エネルギーの発電事業でも、この考え方を取るべきであると私たちは考えます。

東京発電では、地域に根差したエネルギーの実現には、一緒に歩んでいただく方々と“共存共栄”することが大切だと考えます。小規模木質バイオマス発電では、地域の林業が持続可能な形で回り続けられるように、発電の燃料となる木材を長期間にわたって活用し続けることが重要で、そのためには発電所をトラブルなく安定して運営し続けることが大切です。林業と発電事業、両輪が回り続けることで共存共栄が実現され、地域に根差したエネルギーになるのです。

共同事業は、一緒に検討して実現

発電事業の進め方は一つではありません。それぞれの強みを活かして柔軟にモデルを変えられるのも東京発電が進める共同事業の特徴です。

複数の設備メーカーと関係を構築しているため、林業の皆さま方のご要望にもっとも寄り添える方式を考えることができます。発電所の建設を貯木場や製材所、チップ加工場等に隣接させることで、より多くの利益を地域にもたらす効果も生み出せます。

新たなバイオマス利用となるガス化発電

一般的なバイオマス発電では、木材をボイラで燃焼させ、その熱エネルギーを蒸気に変えていました。東京発電が取り組む“地域に根差す”小規模なバイオマス発電では、木材のもつエネルギー(熱量)を炭化・ガス化させ、そのガスを使って直接エンジン発電機を回します。

このシステムは欧州で多くの稼働実績を持つもので、日本の木材でも過不足なく稼働するよう、東京発電の技術と経験が下支えします。不具合が発生した場合でも、東京発電がすべて対応し、メーカーと一緒になって解決します。

お問い合わせ
発電サービス事業部
TEL:03-6371-5173